

新宿ピカデリーで『ツーリストファミリー』を鑑賞。
本記事はナカデミー賞用の記録であり、映画の感想や評価ではなく、自身の創作活動に影響を与えたい要素と、純粋に好きだと感じた部分を整理するための制作研究メモである。
金や権力ではなく、人柄が軸にある
金や権力がなくても、人に慕われるのは人柄だという点が強く残った。物語の中心にあるのは立場や力ではなく、人間性そのもの。それぞれの立場にそれぞれの言い分があり、単純な善悪で割り切らない構造になっている。
対立があっても完全に断ち切るのではなく、関係の中で揺れながら続いていく。その積み重ねが、人と人との距離を形にしていく。
みんなの言い分が分かる群像設計
登場人物それぞれの事情がきちんと見える作りになっている。誰か一人を英雄にするのではなく、人間関係の総体で物語を動かしている印象がある。
このバランス感覚は、自分のキャラクター設計にもつながる。能力や役割ではなく、どういう人間か。その積み重ねが物語を動かす形は参考になる。
人柄はゲームにできるか
人柄でゲームは作れないか、と考えた。能力値や成長パラメータではなく、信頼や関係性の蓄積で進んでいく設計。人に慕われること自体が進行の原動力になる仕組み。
一方で、人柄を前面に出すならラジオやポッドキャストの方が自然かもしれない。声や言葉には、その人の輪郭が出る。ゲームでやる意味はどこにあるのかは、引き続き考えたい。
インドの景色と生活の空気
インドの景色や家族や生活が垣間見られる映画はやはり好きだ。街の空気や人々の暮らしが映るだけで、その土地の時間が伝わる。
物語の背景というより、そこに人が暮らしている場所としてきちんと映っている。セットではなく、誰かの生活の延長線上にカメラが置かれている感じがする。自分の中で、旅と映画と創作がここでつながっている。





